助松町の地車は、大工「池内幸一」彫刻師「木下賢治」の手により、一本の良質の欅材を厳選して平成九9年に4年余りの年月を経て新調されました。
彫り物は、細部まで精巧緻密そして勇ましく表情豊かに細工され、特に正面土呂幕の奥行きは四層と深く素晴らしい出来映えです。
虹粱に助松浜風景・水板に蝦蛄わたり蟹・後連子に町内故事来歴を配置して、当町ならではの特徴をだしています。
平成29年、泉谷工務店にて修理されより一層の輝きを放っております。

製作年 :平成9年
請負大工:池内幸一
彫 刻 師:木下賢治/小西清和
小屋根後正面 〔鬼 板〕梅鉢紋、雲海〔懸 魚〕波濤に兎(大屋根)波濤に八方睨みの龍 (小屋根)
小屋根 •右〔二重見送り上〕光秀遺恨の場(家康供応役)〔二重見送り〕本能寺の変
後腰廻り• 右〔見送り〕川中島合戦〔後縁葛〕田中遠江守毛利軍と戦う〔後連子〕敦盛を呼び戻す 熊谷次郎直実〔水 板〕波間にわたり蟹、蝦蛄